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さらさら日記

ぼちぼち のんびり ゆっくりと

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クリスマス小話「ギンジとクリスマスケーキ」

「ギンジとクリスマスケーキ」   ひなた


夕焼けが照らす公園で、ぽつんと男の子がベンチに座っていました。
6歳くらいの小さな男の子で、真っ黒い服に、真っ赤のマフラーをくるりとまいていました。
その男の子の名前はギンジ。
今は人間の男の子のかっこうをしていますが、実はギンジはねこなのです。
神様からのお願いで、誕生日の日、1年間のゆめをその人に届けると言うおつかいねこのお仕事をしています。
たくさんの人や動物にプレゼントをおくらなければなりません。
毎日毎日おつかいねこたちは大忙しです。
だけど、ギンジは今日、神様に無理を言って一日お休みをもらいました。
大切な大切なあるものを探すために。
なのに。
「どこにあるんだよう」
ギンジは困っていました。
いろんなお店や家をのぞいてみたけれど、探しものがちっとも見つからないのです。
人間の世界はいろんなにおいがいっぱいして、かんじんのあのにおいがわからないのです。
見つからなかったらどうしよう。
ギンジは公園のベンチに座って、はあっとため息をつきました。
 
 
しばらくして。
いよいよ公園が真っ暗になってきました。
もうすぐ帰らないといけないのに。
もう一回探しに行こうか。そう思った時でした。
「!」
ギンジはあわてて顔を上げました。
あのにおいがしたのです。
辺りをきょろきょろ見渡すと、少し遠くに何やらあやしげな男の人がいました。
ゆっくりとこちらに近づいてきます。
ぼざぼさの真っ黒な髪に、これまた真っ黒なサングラス。
手には真っ白の小さな箱を持っていました。
その男の人はギンジの前に来ると、ひょいと腰をかがめました。
ギンジの目の高さに合わせると、ぼそりと言います。
「こんばんは」
……
「一人かい? お母さんは近くにいるのかな?」
……においがする」
「ん?」
「クリスマスケーキのにおいがする!」
やったー、見つけたぞー!!
ギンジはすっと立ち上がり、ピョンピョン飛び跳ねました。
そりゃもう、うれしそうに。
男の人はびっくりしたまま、固まっていました。
 
その男の人は、笹本泰造さんと言いました。
この近所で絵を売っている人なんだそうです。
泰造さんはギンジをもう一度いすに座らせました。
そして、こわがらせないようにゆっくり話し始めます。
「それで、君はクリスマスケーキを探しているのかい?」
「そう」
ギンジはこくりとうなずきました。
「前にカリンがもらったクリスマスケーキがおいしくて、食べたら元気が出たから」
「ふむ」
「ねえ、それ、クリスマスケーキでしょう?」
「え?」
ギンジは泰造さんが持っていた白い箱を指さしました
「その箱の中からクリスマスケーキのにおいがしたよ。ねえ、それどこにあるの? どこで買えるの?」
ねえねえ。ギンジが泰造の腕をつかんでゆすります。
泰造さんは慌てて、
「わかったわかった。見せてあげるからちょっと待ってくれ!」
と言って、白い箱をそっと開けて中を見せてくれました。
そこにあったのは、真っ白のクリームがぬられて上にはいちごがちょこんとのったかわいいケーキでした。
……これ、ちがう。クリスマスケーキじゃない」
「そうだね。これはショートケーキというものでクリスマスケーキではないんだよ」
「あの時とおんなじにおいがするのに」
ぷりぷりとギンジは怒りました。だって、においはかんぺきクリスマスケーキなのです。
そんなギンジに泰造さんはふむと首をかしげてました。
「たしかに、クリスマスケーキとショートケーキは似ていると言えば似ているが。
でも、クリスマスケーキはクリスマスを祝う日……24日、25日に食べるものだしなあ」
「え? 今日は何日?」
「残念だが、24日じゃあないな」
「じゃあ、今日はないの?」
「そうだな。作っているお店はまだないんじゃないかな」
「そんなあ」
せっかくここまで来たのに、クリスマスケーキがないなんて。
ギンジは悲しくなってしょんぼりうつむいてしまいました。
すると、ぽんぽんとやさしく大きな手がぎギンジの頭をなでました。
ギンジは思わず顔を上げると、泰造さんがよしとうなずいて立ち上がりました。そして、くるりと振り返ます。
「行こうか」
「え? どこへ?」
ギンジもあわてて立ち上がりました。
「おいしいクリスマスケーキを作ってくれる、すてきなサンタさんの所さ」
 
 
そうして。
ギンジと泰造さんは、あるお店の前に立っていました。
泰造さんはにっこりと笑って、カラーンとお店のドアを開けると、
「いらっしゃい!」
と元気な女の子の声が聞こえてきました。
「こんにちは、あゆみちゃん」
「泰造さん? あれ、忘れ物ですか?」
女の子-あゆみちゃんと言うのでしょう-は不思議そうに首をかしげてたずねました。
「いや、お客さんを連れてきたんだよ。ほら、お入り」
「う、うん……
おずおずとギンジは店に入りました。
そして、まわりをきょろきょろ見渡します。
そのお店はギンジが見たことのない不思議なものがたくさん置いていました。
くんくんくんとにおいをかぐと、やっぱりあのクリスマスケーキのにおいがします。
「クリスマスケーキのにおいがする!」
ギンジは大きく叫びました。
「クリスマスケーキ?」
あゆみちゃんはますます首をかしげてします。
泰造さんはくすくすと笑いながら、ギンジの頭をぽんぽんとたたいて言いました。
「そうなんだ。この子は、クリスマスケーキを探してるんだよ。僕がもっていたケーキのにおいがどうやらクリスマスケーキに似てたみたいでね」
「うーん、そっかあ」
そうあゆみちゃんがつぶやくと、カウンターから出てきてギンジの前にしゃがみこみました。
「私、斎藤あゆみって言います。君は?」
「ギ、ギンジ」
「ギンジくんかあ。かっこいい名前だね」
「ありがとう」
「ふふ。それでね、クリスマスケーキなんだけど、まだね、作ってないんだ」
「24日じゃないから?」
「そう。予約とかならできるんだけど」
「だめだ」
「え?」
「今日じゃないとだめなんだ」
そう言ってうつむくギンジに、あゆみちゃんは困ったように泰造さんを見ました。
すると。
「あゆみ、立ったままじゃかわいそうだから、いすに座ってもらいなさい」
「お父さん!」
「こんばんは、泰造さんとギンジくんだっけ?」
そうにこにこと笑いながら奥から男の人が出てきました。
真っ白な服をきて、頭には白くて長い帽子をつけています。
誰なんだろう?
ギンジはちょこっと首をかしげると、横にいた泰造さんがこっそり教えてくれました。
「この人がおいしいクリスマスケーキを作ってくれるサンタさん、斎藤さんだよ」
この人が?
ギンジはじいっと斎藤さんを見つめました。
斎藤さんはとてもやさしい目をしていて、ふんわりとやわらかいにおいがする人でした。
この人ならだいじょうぶ。
願いをきっとかなえてくれる。
ギンジはよしとうなずくと、
「斎藤さん、お願いです。おいしいクリスマスケーキを作って下さい!」
と、お願いしました。
斎藤さんはびっくりしたのか、パチパチとまばたきをしてしばらくだまったままでした。
でも、やがてにっこりと笑うと、
「いいよ」
と、言ってくれたのです。
「本当?」
「うん。でも、取り合えず、座ってお話しようか。あゆみ、ギンジくんにホットミルクと泰造さんに……
「コーヒーね!」
そういって、あゆみちゃんは元気よく奥へ入っていきました。


しばらくして、あゆみちゃんはトレイにホットミルクとコーヒーをいれたカップを持ってきました。
いすに座ったギンジと泰造さんの前に、そっと置きます。
ギンジは初めて見る白いアッタカイモノをじいっと見つめました。
やわらかくておいしそうなにおいがします。
横においてあったスプーンでそれをすくっておそるおそる飲み始めました。
……おいしい!」
ギンジは、思わず、叫んでしまいました。
だって、だって、あまくてあたたかくて。
こんなにおいしいもの初めてだったのです。
ぎんじは夢中でごくごくと飲んでしまいました。
そんなギンジを見て、あゆみちゃんは満足そうにうんうんとうなずきます。
一口コーヒーを飲んだ泰造さんもにっこりと笑って、
「あゆみちゃんは、コーヒーいれるのがうまくなったなあ。おいしいよ」
といいました。
あゆみちゃんはてれたように笑います。
「へへ。ありがとうございます」
 
そして、ギンジがホットミルクを飲んで落ち着いて、にこにことしだしたころ、
あゆみちゃんの横に立っていた斎藤さんが再びにこりと笑いました。
「さて。ギンジくん」
「は、はい!」
「ギンジくんは、なんで今日クリスマスケーキが欲しいのかな?」
「それは……
「うん、それは?」
「カリンが元気がないから」
「カリン?」
そう。
ギンジはこっくりうなずきなす。
「あいつ仕事で失敗して落ち込んでるんだ。でも、何やっても何いっても元気が出なくて。
それでふっと思い出したんだ。あいつが前に持って帰ったクリスマスケーキがすっごくおいしくて、食べたら元気が出たんだ。
だからそれ食べたらまた元気が出るんじゃないかって。あいつうれしそうに食べたから」
元気がないカリンなんて見たくない。
カリンにはいつだってにこにこ笑っていてほしいのです。
そうギンジが伝えると、あゆみちゃんと斎藤さんは何やら顔を見合わせました。
そして、最初はくすくすと。やがて、大声で笑い出したのです。
「な、なになになに?」
「ご、ごめん。ごめん。そっか、ギンジくんはカリンくんのともだちなんだね。それで元気が出るようにってうちのケーキを探してくれたんだ」
「え?」
きょとんと目を丸くするギンジに、泰造さんはぽんと手をたたいた。
「もしかしてカリンくんはここでクリスマスケーキを買ったのかい?」
「買ったというより、お礼にあげたんだけどね」
「ギンジくんの鼻すごいね。そうだよ、カリンくんが持って帰ったケーキはうちのクリスマスケーキだよ」
「おんなじにおいがしたんだ」
「うん」
「やさしくってやわらかくてつんつんしてなくて……いいにおい。ほかのお店とはちがったよ」
「そっかあ」
そう言って、斎藤さんはくしゃりとギンジの頭をなでました。
「お金ならあるよ。か……じゃなかったお父さんからもらったんだ!」
そうポケットから300円取り出して、斎藤さんの手のひらにのせました。
斎藤さんはじっとそのお金を見つめると、
「ちょっと待っててね」
そう言って、奥へ行ってしまいました。


そして。
奥からいそいそと出てきた斎藤さんが、トレイの上にのせて持ってきたのは2個のケーキでした。
それは、赤いマグカップの中に入ったケーキで、サンタとトナカイの砂糖菓子で作られたちいさな人形がちょこんとのっていました。
つやつやできらきらでかわいくて、一目でギンジはだいすきになりました。
「これをどうぞ」
「前食べたのと違うよ」
「うん。クリスマスケーキは24日からしか売らないからね。だから、そのかわりのケーキです」
「かわり?」
「そう。中身はいちごやバナナがスポンジにはさまれたふつうのケーキなんだけど、
小さい子どももみんな大好きで。そう言えば、あゆみもお気に入りだったね」
「うん、クリスマスケーキがまちきれなくて、良く食べてたなあ。本当、美味しいんだよ。これも」
なつかしいや。
そう言って、あゆみちゃんがフフッと笑いました。
「このケーキはね、クリスマスがまちきれない子のために作ったケーキだから、
クリスマスケーキとおんなじ気持ちを込めて作ってあるんだ。だから大丈夫だよ。カリンくんもきっと元気になるよ」
「そ、そうか。じゃあ、これ下さい!」
「はいはい。今箱に入れるからちょっと待ってね」
斎藤さんは、箱の中に1個入れて、そうしてもう1個入れていました。
ギンジは驚いて顔を上げました。
「1個でいいよ」
「うん。これは、ギンジくんにプレゼント」
「え? おれに?」
「ちょっと早いけど、クリスマスプレゼント。カリン君を思ってうちを探してくれたのがうれしかったからね。
 一緒に食べるともっとおいしいよ。きっとね」
……あ、ありがとう」
ぺこり。ギンジは頭を下げました。
ケーキが入った白い箱を受け取ると、ギンジはつぶれないようにそっと抱きしめました。
あまいにおいがほわんとして、それだけで何だか楽しい気分になりました。
カリンもきっと元気になるでしょう。
「よかったな。ギンジくん」
「うん。泰造さんのおかげだ」
「家まで送っていこう」
「ううん、大丈夫。すぐ帰れるから」
へへ。
そうギンジは笑って、するりとドアから出ていきました。


その日の夜。
ギンジはカリンとケーキを食べました。
とてもとても美味しくて。
二人でにこにこ笑顔になりました。
このケーキでこんなにおいしいのだから、クリスマスケーキはもっと美味しいでしょう。
今度また斎藤さんのお店に行って、ケーキのお礼を言おう。
カリン元気になったよって言って、クリスマスケーキの予約をしに行こう。
そうだ、今度はカリンと一緒に行こうかな。
きっと、喜んでくれるはず。
ギンジはふふふと笑いました。
クリスマスが楽しみです。


終わり
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しばらくして、あゆみちゃんはトレイにホットミルクとコーヒーをいれたカップを持ってきました。
いすに座ったギンジと泰造さんの前に、そっと置きます。
ギンジは初めて見る白いアッタカイモノをじいっと見つめました。
やわらかくておいしそうなにおいがします。
横においてあったスプーンでそれをすくっておそるおそる飲み始めました。
……おいしい!」
ギンジは、思わず、叫んでしまいました。
だって、だって、あまくてあたたかくて。
こんなにおいしいもの初めてだったのです。
ぎんじは夢中でごくごくと飲んでしまいました。
そんなギンジを見て、あゆみちゃんは満足そうにうんうんとうなずきます。
一口コーヒーを飲んだ泰造さんもにっこりと笑って、
「あゆみちゃんは、コーヒーいれるのがうまくなったなあ。おいしいよ」
といいました。
あゆみちゃんはてれたように笑います。
「へへ。ありがとうございます」
 
そして、ギンジがホットミルクを飲んで落ち着いて、にこにことしだしたころ、
あゆみちゃんの横に立っていた斎藤さんが再びにこりと笑いました。
「さて。ギンジくん」
「は、はい!」
「ギンジくんは、なんで今日クリスマスケーキが欲しいのかな?」
「それは……
「うん、それは?」
「カリンが元気がないから」
「カリン?」
そう。
ギンジはこっくりうなずきなす。
「あいつ仕事で失敗して落ち込んでるんだ。でも、何やっても何いっても元気が出なくて。
それでふっと思い出したんだ。あいつが前に持って帰ったクリスマスケーキがすっごくおいしくて、食べたら元気が出たんだ。
だからそれ食べたらまた元気が出るんじゃないかって。あいつうれしそうに食べたから」
元気がないカリンなんて見たくない。
カリンにはいつだってにこにこ笑っていてほしいのです。
そうギンジが伝えると、あゆみちゃんと斎藤さんは何やら顔を見合わせました。
そして、最初はくすくすと。やがて、大声で笑い出したのです。
「な、なになになに?」
「ご、ごめん。ごめん。そっか、ギンジくんはカリンくんのともだちなんだね。それで元気が出るようにってうちのケーキを探してくれたんだ」
「え?」
きょとんと目を丸くするギンジに、泰造さんはぽんと手をたたいた。
「もしかしてカリンくんはここでクリスマスケーキを買ったのかい?」
「買ったというより、お礼にあげたんだけどね」
「ギンジくんの鼻すごいね。そうだよ、カリンくんが持って帰ったケーキはうちのクリスマスケーキだよ」
「おんなじにおいがしたんだ」
「うん」
「やさしくってやわらかくてつんつんしてなくて……いいにおい。ほかのお店とはちがったよ」
「そっかあ」
そう言って、斎藤さんはくしゃりとギンジの頭をなでました。
「お金ならあるよ。か……じゃなかったお父さんからもらったんだ!」
そうポケットから300円取り出して、斎藤さんの手のひらにのせました。
斎藤さんはじっとそのお金を見つめると、
「ちょっと待っててね」
そう言って、奥へ行ってしまいました。


そして。
奥からいそいそと出てきた斎藤さんが、トレイの上にのせて持ってきたのは2個のケーキでした。
それは、赤いマグカップの中に入ったケーキで、サンタとトナカイの砂糖菓子で作られたちいさな人形がちょこんとのっていました。
つやつやできらきらでかわいくて、一目でギンジはだいすきになりました。
「これをどうぞ」
「前食べたのと違うよ」
「うん。クリスマスケーキは24日からしか売らないからね。だから、そのかわりのケーキです」
「かわり?」
「そう。中身はいちごやバナナがスポンジにはさまれたふつうのケーキなんだけど、
小さい子どももみんな大好きで。そう言えば、あゆみもお気に入りだったね」
「うん、クリスマスケーキがまちきれなくて、良く食べてたなあ。本当、美味しいんだよ。これも」
なつかしいや。
そう言って、あゆみちゃんがフフッと笑いました。
「このケーキはね、クリスマスがまちきれない子のために作ったケーキだから、
クリスマスケーキとおんなじ気持ちを込めて作ってあるんだ。だから大丈夫だよ。カリンくんもきっと元気になるよ」
「そ、そうか。じゃあ、これ下さい!」
「はいはい。今箱に入れるからちょっと待ってね」
斎藤さんは、箱の中に1個入れて、そうしてもう1個入れていました。
ギンジは驚いて顔を上げました。
「1個でいいよ」
「うん。これは、ギンジくんにプレゼント」
「え? おれに?」
「ちょっと早いけど、クリスマスプレゼント。カリン君を思ってうちを探してくれたのがうれしかったからね。
 一緒に食べるともっとおいしいよ。きっとね」
……あ、ありがとう」
ぺこり。ギンジは頭を下げました。
ケーキが入った白い箱を受け取ると、ギンジはつぶれないようにそっと抱きしめました。
あまいにおいがほわんとして、それだけで何だか楽しい気分になりました。
カリンもきっと元気になるでしょう。
「よかったな。ギンジくん」
「うん。泰造さんのおかげだ」
「家まで送っていこう」
「ううん、大丈夫。すぐ帰れるから」
へへ。
そうギンジは笑って、するりとドアから出ていきました。


その日の夜。
ギンジはカリンとケーキを食べました。
とてもとても美味しくて。
二人でにこにこ笑顔になりました。
このケーキでこんなにおいしいのだから、クリスマスケーキはもっと美味しいでしょう。
今度また斎藤さんのお店に行って、ケーキのお礼を言おう。
カリン元気になったよって言って、クリスマスケーキの予約をしに行こう。
そうだ、今度はカリンと一緒に行こうかな。
きっと、喜んでくれるはず。
ギンジはふふふと笑いました。
クリスマスが楽しみです。


終わり
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桜小話『桜の香りは水色の香り』2

桜小話『桜の香りは水色の香り』2です。

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桜小話『桜の香りは水色の香り』1

桜小話『桜の香りは水色の香り』1です。

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クリスマス小話『どうか、かないますように』

クリスマス小話『どうか、かないますように』です。

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