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さらさら日記

ぼちぼち のんびり ゆっくりと

2016年に読んだ本です!!その2

2016年に読んだ本 その2です!!





臨床真理 (このミス大賞受賞作)臨床真理 (このミス大賞受賞作)
読了日:6月23日 著者:柚月裕子










【新装版】波濤の牙 海上保安庁特殊救難隊 (ハルキ文庫)【新装版】波濤の牙 海上保安庁特殊救難隊 (ハルキ文庫)
読了日:6月23日 著者:今野敏










襷(たすき)を、君に。襷(たすき)を、君に。感想
女子駅伝のお話。蓮見恭子さん初読み。さら~っと読めました。「風が強く吹いている」の時は、もっとジリジリしながら読んだ記憶が。爽やかで、決して嫌いな話ではないのですが、何だか物足りない感じが少し。
読了日:6月8日 著者:蓮見恭子






太陽おばば太陽おばば感想
初めての雀野さんの作品。いつも明るい耶知子さんなのに、ふとした瞬間に見える寂しさがずっと気になっていましたが、ラストの方でその謎がわかり、ああ、そうだったんだなあ……と辛くなりました。それにしても、ラスト、急展開過ぎ!!(笑)ビックリしました。舞さんはこれからどんな生き方をするのだろう。少なくとも、那智子さんに顔向けできない生き方はしないのだろうなと思いました。
読了日:6月6日 著者:雀野日名子



スクープ (1) (集英社文庫)スクープ (1) (集英社文庫)感想
大好きな今野敏さんの作品。ですが、今回の作品はちょっと違うなあ。読みやすいのですが、これから話が盛り上がっていく!な所でぷつっと終わってしまう、そんな感じで物足りない。
読了日:6月6日 著者:今野敏






羊と鋼の森羊と鋼の森感想
文章が流れるようにすごくきれいだった。ただ、主人公の苦悩までも淡々ときれいに書かれ過ぎていて、感情移入できなかった。うまく言えないけれど、私はそんなにきれいに生きられないな……なんて、いたたまれない気分になった。難しい。
読了日:5月27日 著者:宮下奈都





戦うハニー戦うハニー感想
「あぽやん」の保育士版みたいなお話。友人で保育士さんをしている子がいるので、保育園のウワサはいろいろ聞いております。……とにかく保護者への対応が大変らしい。保育士さん達、頑張って!!星野先生の今後の成長がみたいので、続編出て欲しいな。
読了日:5月27日 著者:新野剛志





欠落欠落感想
先月読んだ『同期』の続編。うーん、『同期』の方がハラハラして面白かったような気がします。そもそも『欠落』の意味が私には読み取れず。(何が「欠落」したんだろう)でも、登場人物は相変わらず魅力的な人ばかりで、良かったです。続編あるのかな?
読了日:5月17日 著者:今野敏




岸辺のヤービ (福音館創作童話シリーズ)岸辺のヤービ (福音館創作童話シリーズ)感想
良かった~。読んでいて幸せな気分になりました。梨木さんの話はもちろん、美しい文体が凄く好きです。お隠り谷のラストのシーンがとても良かった。ママの「世界ってなんてすばらしいんでしょう!」まさしくそう叫びたくなるような美しい風景でした。図書館で借りたのですが、これは手元に置いておきたい1冊です。
読了日:5月10日 著者:梨木香歩



ジェノサイドジェノサイド感想
な、長かった……。わからない単語の連続で、何度も読むのを中断してしまいました。でも、終盤、はりめぐされた伏線が気持ち良く回収されていくのが圧巻で一気に読み終えることができました。 正勲が怪しいと思いながら読んでいたのですが杞憂で良かった。研人との友情にじんときましたし、二人とも本当にかっこ良かった。 ラスト、全てが綺麗に終わったかのように見えますが、あの子ども達が将来どんな生き方を選ぶのか……考えると怖くなりました。
読了日:5月8日 著者:高野和明



海に降る海に降る感想
朱野さんの「駅物語」に続いて読破。宇宙よりも遠い場所―深海―。この地球上にはまだまだ知られていない謎深い場所があるのだなあとワクワクしました。「駅物語」の時もそうですが、このお話も登場人物が皆個性的でアクが強くて、お話をグイグイ引っ張ってくれました。そのせいか、専門用語が多かったのですが、読みやすく感じました。これからも<しんかい6500>には頑張ってもらいたいです!
読了日:5月3日 著者:朱野帰子



駅物語駅物語感想
朱野帰子さん初読。私は田舎に住んでいてめったにJRを使いません。なので、東京駅の人の多さはイマイチピンと来なかったのですが、都会の駅員さんは大変なんだなとしみじみ思いました。超個性的な同僚やお客に囲まれもまれ成長していく若菜。あんなに広い駅での5人との出会いはうまく行き過ぎているような気がしなくもないですが、それでも面白かった。「乗り越えたことがない人間は自分に自信がない。空っぽなんだ」出雲さんの言葉が胸に痛かった。
読了日:4月29日 著者:朱野帰子



同期同期感想
最初頼りなかった宇田川が事件を捜査するにつれどんどん成長していった。同期の蘇我を助けるため。先輩刑事達に支えられながら。出て来る人物が皆魅力的で、本を読む手が止まらなかった。特に、植松、土岐の先輩コンビが味があって良かった。続きがあるそうなので、こちらも読んでみたいです。
読了日:4月23日 著者:今野敏




13階段 (講談社文庫)13階段 (講談社文庫)感想
高野和明さん、初読。いやー、面白かった。何度、「ええーっ!?」と、驚かされたことか。最初は緩やかに進んでいくのですが、後半、怒涛の展開が続き、何度も話を読み返してしまいました。ただ、ラストがかなり悔やまれます。幸せになって欲しかった。「正義」「冤罪」「死刑制度」……いろいろ考えさせられた作品でした。「ジェノサイド」も読むぞ!!
読了日:4月18日 著者:高野和明



地に巣くう地に巣くう感想
弥勒シリーズ、6作目。清之介と信次郎のやり取りに心がざわざわしてしまいました。清之介には光の中にいて欲しいのに、信次郎の闇に引きずり込まれてしまいそうで不安です。何であんなに信次郎の闇が深いんだろう。えー、ここで終わりかっ!!というラストなので、早く続きが読みたいです。切実。
読了日:4月18日 著者:あさのあつこ





冬天の昴冬天の昴感想
弥勒シリーズ、第5巻。謎が解けず最後までヤキモキしながら読みました。信治郎、清之介、伊佐治の3人の関係(やり取り)が面白かったのですが、清之介が信治郎に執着しだしたのが少し気になりました。信治郎の闇が清之介を侵食しだしているような気がします。なので、遠野屋でのおこまを中心とした、おみつ、おしの、大女将のほのぼのとした会話に心底ほっとしました。どうか、この小さな幸せが壊れてしまいませんように。
読了日:4月11日 著者:あさのあつこ



ペテロの葬列ペテロの葬列感想
杉村三郎シリーズ第三弾。「誰か」も「名もなき毒」も読後感があまり良くなくて、読むのどうしようかなと迷っていたのですが、やっぱり読んでしまいました。中盤まではぐいぐい読めたのですが、後半、長かった。人の弱さが負を悪を生んでいく。そして、ラスト。菜穂子さんがなあ。我が儘過ぎるんじゃなかろうか。桃子ちゃんもいるのに。杉村さんが探偵になった本が読んでみたいです。
読了日:3月30日 著者:宮部みゆき



旅猫リポート旅猫リポート感想
泣きました。ラスト、鼻をかみすぎて痛いくらいでした。サトルを始め出て来る人皆良い人でしたが、ノリコさんのあのどうしようもない不器用さが好きでした。私は猫の毛アレルギー持ちなので猫は飼えないのだけれど、この本を読んで、ちょっぴり猫を飼ってみたくなりました。『僕はいついつまでも永遠にサトルの猫だ』そう言ってもらえるのが本当にうらやましい。いつかサトルとナナが再び一緒になって幸せそうに笑い合う……そんな様子が想像できて、こちらも幸せな気持ちになれました。
読了日:3月27日 著者:有川浩



彼が通る不思議なコースを私も彼が通る不思議なコースを私も感想
図書館の新刊コーナーにあったのをタイトルに惹かれて借りました。初めての白石さん。凄く読みやすくて不思議な魅力があってどんどん読み進めて行きましたが、ラスト、結局何だったんだろう???解決していない、わからない問題が多数あったままの終了で、ちょっとモヤモヤしてしまいました。
読了日:3月24日 著者:白石一文





花咲小路二丁目の花乃子さん花咲小路二丁目の花乃子さん感想
花咲小路シリーズ第3弾。今回の話はちょっとイマイチ。詰め込み過ぎと言うか、うまく話がいき過ぎてると言うか……さらさら読めるのですがね~。でも、セイさんがミステリアスでやっぱり素敵ですね。この人がいるとピリッと話がしまる感じがします。
読了日:3月11日 著者:小路幸也





孤狼の血孤狼の血感想
くっはー、面白かった。警察VS暴力団のお話は(多分)これが初めてだと思うのですが、ぐいぐい引き込まれました。最初は組の名前が多すぎて、整理するのに時間がかかりましたが。後半は一気に読みました。大上は日岡のことを本当に息子のように思っていたんだろうな。そうわかるだけに、後半切ない。日岡が大上の意志を次いで孤狼になっていくラストが良かったし、できるなら日岡のその後の話が読みたいです。
読了日:3月7日 著者:柚月裕子



ロング・ロング・ホリディロング・ロング・ホリディ感想
東京バンドワゴンが大好きなので、図書館で借りてみました。が、なんだろうなあ、あんまり好きじゃない。スムーズにさらさらと読めた分、心に残るものがなかった。残念。
読了日:2月29日 著者:小路幸也






桜舞う (PHP文芸文庫)桜舞う (PHP文芸文庫)感想
シリーズ第2弾。大切な友人の死から始まり切なかった。そして、おいちの出生の秘密が明らかになって……これからおいちはどんな道を行くのかとても気になります。おうたさんの病気も心配だし、新吉との関係も気になるし、このお話からまだまだ目が離せません。
読了日:2月27日 著者:あさのあつこ





屋上のウインドノーツ屋上のウインドノーツ感想
【『王様のブランチ』が恋した本】に紹介されていた1冊。爽やかでキラキラしていて、読んでいてとても楽しかった。心に傷を負っている大志や志音が成長していく様子が眩しい。志音の母の言葉「あんた、経験ないもんね。頑張って頑張って、汗水垂らして練習して、それでも思った通りに行かないなんて」……高校の頃、バレーボール部でうまくいかなかったことを思い出しました。こっぱずかしいけど懐かしい。ラスト、青空の下、強くなった志音の様子が素敵だった。もう一回読みたい!
読了日:2月25日 著者:額賀澪



ガールズ・ストーリーガールズ・ストーリー感想
あさのあつこさんの時代小説「弥勒の月」シリーズが好きで、手に取ってみました。この本は「弥勒の月」に比べて大分軽めでしたが、面白くてぐいぐい読めました。あさのさんの書く人物が、皆何かしら傷を持っていて、それを背負って生きていく様に共感し引き込まれてしまいます。 松庵先生の「おれたちの為すべきことを精一杯為す」が心に残りました。続きがあるなら読みたいです。
読了日:2月16日 著者:あさのあつこ



シロガラス4 お神楽の夜へシロガラス4 お神楽の夜へ感想
ようやくお神楽の夜がやって来ました。静寂の中舞う子ども達。そんな情景が読んでいて浮かんできて、一番好きなシーンになりました。みんな成長したなあ。まだまだ謎だらけのまま終わってしまいましたが、5巻楽しみに待ちたいと思います。 それにしても。サイトウさん、もう、可愛くってメロメロです。癒されるわ~。
読了日:2月9日 著者:佐藤多佳子



シロガラス 3 ただいま稽古中シロガラス 3 ただいま稽古中感想
シロガラスシリーズ第3巻。一気に読んでしまいました。が。ラスト、え?そっちに行くの?と、ちょっとビックリ。和風ファンタジーからSFへ行ってしまうのでしょうか?子ども達が能力も心も成長していて、読んでいてとても楽しい。ワクワクします。でも、もっと舞の練習シーンが増えて欲しいなあ。……って、皆、舞えるのか?大丈夫か?次巻へ続きます!!
読了日:2月4日 著者:佐藤多佳子



シロガラス(2)めざめシロガラス(2)めざめ感想
青い光を浴びた6人はそれぞれ不思議な力を持ってしまう。不安がって不思議がって悩むその姿に普通の小学生の姿を見て安心してしまいます。少しずつ少しずつ謎が解き明かされていくのが本当に面白い。3巻も楽しみです。
読了日:1月31日 著者:佐藤多佳子






シロガラス 1パワー・ストーンシロガラス 1パワー・ストーン感想
児童書。登場人物ごとに視点が変わって話が進んでいくので、最初少し読みにくかったのですが、慣れるとサクサクと読み進めることができました。と言ってもまだまだ序章。ラストにようやく話が進みだして、これから面白くなりそうです。それぞれ違った個性の子供たち。謎に満ちた神社にパワーストーン。……ワクワクします!!
読了日:1月31日 著者:佐藤多佳子



火花火花感想
読むのをずっと楽しみにしていて、ようやく読めたのですが。う、う~ん、何かうまく話に入り込めませんでした。主人公と神谷さんに共感できなかったからかもしれない。淡々と話が進んでいきました。最後もあの終わり方が必要だったのかなあ。純文学って難しい……。
読了日:1月20日 著者:又吉直樹




啓火心 Fire's Out啓火心 Fire's Out感想
大好きなシリーズで新刊が出るのを楽しみにしていました。が、前半、説明が長くて読みにくかったです。後半になると逆に話が進み過ぎて、ついて行くのがやっとでした。雄大、裕二、守、3人のかけあいも相変わらずで楽しかった。このシリーズを読むと、いつも消防士さんの仕事の大変さに頭がさがる思いでいっぱいになります。いつもありがとうございます!
読了日:1月17日 著者:日明恩



空棺の烏空棺の烏感想
やっと読めました!八咫烏シリーズ第四弾。雪哉、勁草院でのお話。ブラック雪哉降臨でうわ~と怖くなりながら読み進めました。最後の方で清賢先生に「化け物ではない君も……」と言われ途方に暮れたような表情になった雪哉にすごく切なくなり、ほっとしました。雪哉もちゃんと「子ども」なんだなと。早く続きを読みた~いと思ったら、次回はエピソード0とか。続きじゃないのか!?泣けるっっ。
読了日:1月10日 著者:阿部智里



イノセントブルー 記憶の旅人イノセントブルー 記憶の旅人感想
図書館。前世と現世の登場人物が多くてちょっと混乱しましたが、最後の方でつながりほっとしました。死は逃げ道にはならない。今を必死に生きなければならない。……重たい言葉だなあ。悠人には幸せになってもらいたい。少しずつでいい、前に進んでもらいたい。そして、才谷さんも。愛する人に出会えるといいな。
読了日:1月6日 著者:神永学



ナイト&シャドウナイト&シャドウ感想
大好きなジョーカーシリーズを書かれた柳広司さんの作品。が。う、うーん……最初は勢いがあってとても面白いのですが、最後、ちょっと急ぎ過ぎてバタバタしたような感じで、とてももったいない気がしました。美和子さん姉妹のお話ももっと丁寧に書いて欲しかったな。首藤さんの超人ぶりが凄すぎるにつきる。ラストの一文にぞっとしました。
読了日:1月4日 著者:柳広司



神様の御用人 (5) (メディアワークス文庫)神様の御用人 (5) (メディアワークス文庫)感想
正月休みで一気に読んだ。面白かった。前回の長編も良かったですが、今回のように短編が集まった本の方が読みやすくて好きです。えべっさんのお話が良かった。キスケも蛭児大神も皆優しい。 近所の氏神様に初詣行って、「いつも見守ってくれてありがとうございます」と言えたのはこの本のおかげです。 御用人の話を読んでいて日本書紀や古事記が読みたくなりました。読みやすい本探してみるかな?
読了日:1月4日 著者:浅葉なつ


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