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さらさら日記

ぼちぼち のんびり ゆっくりと

3月に読んだ本です

すっかり忘れておりました。
3月に読んだ本です。



2015年3月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2627ページ
ナイス数:115ナイス

丹生都比売 梨木香歩作品集丹生都比売 梨木香歩作品集感想
図書館。丹生都比売は違う本で昔読んだ記憶があったのですが、こちらは短編集でした。どの話も不思議な雰囲気のお話で、表題作と『コート』と『夏の朝』が好きでした。『本棚にならぶ』もシュールな感じでちょっとゾッとするけど好き。「生の寂しさ」生きるということは、何て寂しいのだろう。だからきっと人は生きることのその尊さを愛おしく思うのだろう。
読了日:3月30日 著者:梨木香歩



天の梯 みをつくし料理帖 (ハルキ文庫)天の梯 みをつくし料理帖 (ハルキ文庫)感想
図書館。始まりには必ず終わりがある。わかっていても何だか辛い。……終わってしまいました、みをつくし料理帖シリーズ。丁寧に読もうと思っても続きが気になって気になって、一気に読んでしまいました。もったいなーい(涙)全てがまるく治まって素敵なラストでした。が、もしかなうのなら、澪と源斉先生と野江ちゃんの大阪での暮らしを書いたお話を読んでみたいなと思いました。あー、満足!!
読了日:3月29日 著者:高田郁


月魚 (角川文庫)月魚 (角川文庫)感想
図書館。すごく綺麗で切なげなお話。息をひそめて輝く月夜のような。瀬名垣と真志喜の関係も切ない。お互いが罪に囚われて動けずにいたけれど、最後で一歩踏み出すことができた……そのことが嬉しい。幸せになって欲しいと思う。後、秀郎とみすず夫婦が何気に好きでした(笑)
読了日:3月24日 著者:三浦しをん




海うそ海うそ感想
図書館。梨木さんの書かれる話はやっぱり好きだなあと思う。むせ返るような緑の匂い。人々の交流。全てが濃くて力強くて、そして不思議。何度も地図を確認しながら楽しんで読みました。なのに五十年の後に語られる『今』が『現実』が辛い。それでも、新しく更新された世界で、私たちは生きていく。
読了日:3月20日 著者:梨木香歩




聖なる怠け者の冒険聖なる怠け者の冒険感想
図書館。……何だろう。ちょっと私にはだめでした。そう言えば『夜は短し歩けよ乙女』もだめだった。同じ作者だったことすっかり忘れてました(涙)相性が悪いのかしらん?ああ、でも、小和田君の怠け者っぷりには頭が下がります。いや、すごい!「僕は人間である前に怠け者です」アッパレ!!
読了日:3月16日 著者:森見登美彦




紙つなげ!  彼らが本の紙を造っている紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている感想
図書館。昨日、3月11日に読み終えました。『自分の工場が出版社を支えている』そんな強い矜持を持ち、あの大震災を戦った日本製紙石巻工場のみなさん。感動というよりも胸が痛かった。私では想像もできない辛さと口惜しさを抱えながらも、紙を提供してくれた。本当にありがとうございます。何気に触れている紙。これからはもっと感謝して触れて行きたいと思います。……にしても、口絵で使われている『b7バルキー』と言う紙が、厚さも色味も風合いも私好みの紙なのですが、市販はされてないですよね~。やっぱり。
読了日:3月12日 著者:佐々涼子



優しい死神の飼い方優しい死神の飼い方感想
図書館。何かの雑誌で紹介されていて、読んでみたかった1冊。知念さんの作品は初めて読むのですが、ぷぷっと笑うシーンあり、ほろりと泣かせるシーンありと、本当面白かったです。死神がゴールデンレトルバーになっちゃう辺りがおかしい。うんうん尻尾は嘘はつかないよね~。内海の話が良かった。絵に『魂』を塗り込める。そんな場所がある内海がうらやましい。さて、平凡な私に死ぬまでに何が遺せるか。
読了日:3月9日 著者:知念実希人



未来へ・・・・・・未来へ・・・・・・感想
図書館。久しぶりの素子さんなので、相変わらずの文体に慣れるのに苦労しました。なので、最初はスピードが上がらずモタモタしましたが、後半はスピードにのってぐいぐい読めました。子どもを思う母親の母性が眩しい。ラスト。希望が持てる光ある未来に嬉しくなりました。良かった。
読了日:3月4日 著者:新井素子

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