忍者ブログ

さらさら日記

ぼちぼち のんびり ゆっくりと

広島観光

4月9日、妹と広島へ行きました。



車で3時間半くらいでしょうか?
高速も、もっと混むかなあと思っていたのですが、わりとすいすい行けました。
まず、最初に訪れたのは、原爆ドーム。
近くの駐車場に止めれたので、すぐに辿り着くことができました。
外国人と警察がとても多かったですね。
警察の方は、10・11日にG7があったので、その警備でたくさんいたのだと思うのですが、
外国の方……ツアーで来られているんでしょうか、団体が多かったな。
原爆ドームは、思っていたより小さいなというイメージでした。
でも、この建物が実際に原爆の被害に合い、多くの広島の人々の苦しみを目の当たりにしてきたんだなと思うと、何だか辛くなりました。
原爆ドームは、何も言葉では語らないけれど、その存在だけで戦争の悲惨さを物語ってました。
その後、広島平和記念館を見学し、原爆の凄まじさを見せつけられました。
ただただ、
「怖い」
それしか思えませんでした。
11日にアメリカのジョン・ケリー米国務長官が、平和記念公園を訪れ平和記念資料館を訪問されたそうですが、
原爆がどういうものなのか。
どんな被害をもたらしたのか。
その事実をちゃんと観て理解して欲しい。
あなたが生きているアメリカはこんな怖いものを所持しているのだと認識して欲しい。
そして。
その後、ランチを食べ、もう一つのお目当てだった呉へ。
大和ミュージアムとてつのくじら館に見に行って来ました。
最初は、大和ミュージアム。
お目当ては、本物の零式艦上戦闘機です。


最初はね、ワクワクしてたんです。
本物の零戦だーって。
でも。
実際に見て……ショックでした。
まるで、ブリキのオモチャみたい見えたのです。
薄い金属の板、しかもツギハギだらけの板に覆われた零戦。
イメージとしてはもっとしっかりとした戦闘機だと思っていたのですが、
敵に襲われたら一発で破壊されてしまうんじゃないかと思うくらい酷い作りでした。
おまけにそれは戦うためだけの機械であって(いや、それは当たり前なのですが)。
乗せている人の安全など少しも考えてないような……そんな感じがしました。
特攻兵器「回天」なんかは特にそう。
本当に、死にに行くための戦闘機でした。
……すごく、すごく、切なかった。
かなり凹まされました。
本当に、どんな理由があろうと、戦争は駄目です。
やっても、やらせても駄目。
だれも幸せになんかなれないし、悲しい人を増やすだけ。
こんな悲しい乗り物にもう二度と乗せちゃ駄目だ。
そんな風に、強く思った一日でした。


次に行ったのは、海上自衛隊呉資料館「てつのくじら館」。
こちらのお目当ては潜水艦あきしおの艦内体験。
潜水艦あきしおは、1986年から2004年まで実際に海上自衛隊で使用されていたものだそうです。
有川浩さんの小説「海の底」を少し思い出してしまいました(笑)
3段ベッドがとにかく狭まかったり。
トイレもシャワーも1個しかなかったし。おまけにやっぱり狭い!!
艦内に魚雷を入れ込む場所がわかって、ぞっとしたり。
何より、ここで本当に生活していらした方がいたんだなあと思ってジーンときました。
大和ミュージアムの凹みっぷりからの大逆転!
かなりテンション上がってしまいました(笑)
機材についていろいろ説明してくださるご年配の方々が、多分自衛隊OBの方なんでしょうね、
詳しく丁寧に教えてくださったのでありがたかったです。



<潜水艦あきしおの中の様子>

その後、疲れたのでカフェでケーキセットを頼み、しばし休んで広島を後にしました。
途中でPAによっておみやげを買い込み、夕飯を食べ(尾道ラーメンにしました)たりしましたが、
帰りも渋滞もなくスムーズに進み、無事家に着きました。
それにしても、いろいろ考えさせられた旅でしたな。
でも、楽しかった!!
次は5月の岩国!
行けるかな~。行けるといいな~。
PR